辻井康雄先生講習会 P1
7月 12, 2011 in トレンドテクニック, 委員会から , 活動のご報告, 講師会・講習会 by kosmos
2011 7月3日の講習会より
NPO法人フラワーアーティスト育成協会の
会員を対象に開催される講習会です。
今回は、協会の名誉理事でもある
「辻井康雄」先生のデモンストレーションでした。
初心者の方は、作品を見るだけでも素敵ですし、
中級以上の方は、どうなっているんだろう、
と言う観点から見るととても勉強になります。
数回に渡って、当日教えて頂いたポイントをご紹介いたします。
アイデアやテクニックは応用できますので、是非ご参考になさってください。
中級以上の方を対象とした内容になっておりますので
分からない点は、最寄りの先生か、コメント欄でお尋ねください。
<あじさいづくし>
大作4作品をデモンストレーションして頂きました。
「共通するテーマ」
※ メインの花材はフレッシュな「あじさい」
品種改良されたあじさいは世界でも注目株で
日本原産ながら今や輸入のあじさいも出回り始めています。
水揚げのテクニックも教えていただきました。
※ ベース材料のリサイクル
今回紹介頂いた作品のベースには、以前に使った物のリサイクルが含まれています。
物を大切に使うことと、1つのものから違う発想をすることも教わりました。
「海のイメージ No1」
フレッシュなアジサイのリースを作ってガラスの器3つを組み合わせたところに
ワイヤー(#26)で吊った作品。
リースの台 は市販のグリーンのベース。
そこに新しくオアシスをカットしてグリーンテープで留めてセットします。
グリーンのプラスチック 台の底にはヒバの小枝(生)をあてて隠しています。
3カ所に吊り下げ用に、ワイヤーでフックを付けておきます。
華やかな大振りの花びらの秋色あじさいのパーツはリースワイヤーで 束ねて約60個以上。
下のガラスの水盤は水を張って貝殻とツルムラサキの実を沈め、あじさいの花びらを浮かせています。
上にかぶせたガラスの器の上には、ガラス細工のカタツムリがいるんですよ♫
とても繊細で美しい素敵な作品でした。
これが一番好き〜!という方も多かったです。
私もこの作品が一番気に入りました☆ アジサイでこんな素敵な色のグラデーションが産まれるなんて! リースだけでも飾りたい可愛らしさでした。
アジサイをドライフラワーにするのを研究してみてるんですが、
輸入の秋色アジサイは、フレッシュをそのまま残して置くだけで花びらの大きさといい、色に残り方といい、素晴らしいのができますね。
日本のものは難しいようですが、今、庭の咲き残りの秋色アジサイを切ってドライ化に挑戦中!
種類、条件、手法など良い方法をご存知の方、教えてください。